SHIRAHAMA TOPIC

  • 温泉
  • 歴史
SHIRAHAMA 日本三古湯と乙女の悲恋。 Posted 2018-07-30真白良媛像

日本書紀に、当時の歴代天皇が訪れたことも記載されている日本屈指の古湯、南紀白浜温泉。斉明天皇、持統天皇、文武天皇をはじめ多くの宮人たちが来泉され、江戸時代以降は貴族から庶民まで幅広く愛された長い歴史を持つ由緒ある温泉観光地。

白浜温泉街の海辺に立つ、白亜の真白良媛像。
象の高台には、こんな唄が残されている。

万葉秘話

岩代の浜松が枝を引結び

まさきくあらばまた帰り見む  有間皇子

飛鳥時代の皇族、有間皇子が政争に巻き込まれるのを避けるために心の病を装い、療養と称して牟婁の湯に赴きます。その際出会ったのが、白い肌の真美しい娘、真白良媛。二人は恋に落ちるも、有間皇子は謀反の罪に問われて誅せられてしまいます。けれど真白良媛はそのことも知らずに、皇子を思いつつ、いつまでも待ちこがれていたといいます。

さらりと優しい湯に浸かりながら、美しい白浜と太平洋の大海原を望み、悠久の時に思いを馳せてみる。白浜温泉には、そんな素敵な時間も流れています。

真白良媛像
住所: 〒649-2211 和歌山県西牟婁郡白浜町(その他)1667-22 google map